このブログでたまに独特の長文を書いたりすると同業や異業種の友人からマネージメント論やロジカル論系でお薦めの書籍ある？など聞かれたりします。
しかし、成功者の論はその人そのシチュエーションそのタイミングだからこそのものであり、後追いに残されたものはそれとは別世界の気がするので、ほとんど読んだことが無いのと、そもそもビジネス的な成功とは少し違うものに価値を感じているのであまり参考にならないと前置きしています。それよりも皆が成功者に視線を奪われている最中に逆の方を見ているような、成功者の陰で未だ陽の目を浴びていない敗北者論の中にこそ自分に当てはまる成功のヒントが眠っているような気がします。
基本的なところでは、先人が手探りで積み重ねてきた「経験」が「情報」として簡単に手に入る現代ならば、その得た情報を自分の糧にするに留まるのではなく、それに敬意を払いその上に新しい何かを積み上げて発展させて行くことに価値があるのではと思います。
凄く共感した事で思い付くのは、アメリカのテレビドラマ「ウエストワールド」シーズン１、第２話のラストでアンソニー・ホプキンス氏の演じるロバート・フォード博士が未熟な若きシナリオ責任者に「お客様が求めるもの」を語る言葉です。そのシーンは思わずマイノートにメモするほど刺さりました。もしかしたら元ネタは結局何かのマネージメント論なのかもしれませんが、特にこだわりのあるものを扱い、こだわりのあるお客様が好むショップ経営者の方にはぐっと来るかと思いますのでお薦めです。
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