たまには製作者としての自分のルーツの話です。
興味がある事へはある程度深く入れ込む習性があり、ずっと昔、20代の頃は服と音楽とバイクに夢中でそれぞれに密接な「レザージャケット」にはこだわりをもっておりました。
トライアンフに乗り、59CLUB JAPANにも籍を置いておりましたので通常ならばルイスレザーが王道かと存じますが、敢えて外してスコットランドのエアロレザーを着ておりました（上画像）。レザーとしては最上級のホースハイド。「エアロ立ち」と言い、あまりにハードな革であるゆえ置くとそのまま立つことで知られているレザージャケットです。しわっとならずうねるようなホースハイドの革質の良さをそこで経験し大変気に入っておりました。
その割には現在の私やGarageからそれらの要素は全く感じられないと思います。バイクはまだ所有しているものの、ここ10年以上全く乗っていない事ともう一つ理由があります。
先日、ドゥカティーに乗るお客様が言っておられた「バイクのウェアはギア（道具一式の事）だからね」という一言にはハッとさせられました。自分も無意識にバイクのギアとしてのレザージャケットと普段のファッションとは完全に切り替えていたので、Garage.U.Wでもなんとなく取り組んでいなかった事を気付かされました。
そんな折「最近のクロム鞣しラムレザーはいいよ」とある製作者の方に聞き、「エアロ立ち」の頃であればラムレザーに興味はなかったのかもしれませんが、レザージャケットを日常のファッションとして考えてみた時、今はむしろ「JOJO立ち」の方に興味がある柔軟な思考回路に成長した私にとって、クロムのラムレザーと最新の端正なフォルムで製作したシンプルなライダースをラインナップに加えてみたくなり製作致しました。
ラムレザーがこんなにカッコ良い雰囲気があるとは、、というのが素直な印象です。
テーラードジャケットに近い感覚で取り入れて頂ければ幸いです。
price 68,000 yen + tax
Color BLACK
Size 46/48
既に完成し、入荷しております。是非お試しください。
Garage(ガレージ）
〒350-0043
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11:30am～20:00pm (水曜定休)
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