PRODUCT LAB.
ファッションや服に対しての視点や価値観は人それぞれ。ブランド、ファストファッション、意匠デザイン、価格帯、自己満足、他者承認、趣味趣向、生活必需品などなど。
これまで永きにわたり洋服に携わってきて、今私たちは生地や縫製始末など本質的なところに目が向いています。「本物」というか、それは現実的にものつくりを通して見えてきた価値観です。
普通アパレルブランドの人は頻繁に工場などに出入りしませんが私は日常的に行く感じで、他言は致しませんが、その環境にいるとなんとなくですが良いブランドが何処の生地を使うのかなどを理解します。
繊維専門商社「瀧定名古屋」。
生地の開発供給から様々な人気ブランドの製品の企画生産も手掛ける尾張の老舗企業で、幾度となく目にしGarage.U.Wにも既に何度も使用させて頂いています。
そのメンズテーラーのセクション55課からローンチされたPRODUCT LAB。
一口に生地と言っても1メートルあたりの価値は様々で、同社内でも1からとすれば5~10倍まであるので色々ですが、その中でプラダの製品に使用されている事で知られるイタリアのリモンタ社のナイロンツイルや、最近業界トレンドのコーデュラ糸を紡績したシリーズなど、とりわけ高価格帯の生地を使ったラインナップで展開しています。
デザイン、パターンも前述の背景があり、多くの品番のアイコンとして特徴的なライニングポケットの構造は服の表面よりも難かしい工程を経て作られています。生産を中国にする事でこの内容からすると大変価値のある価格設定になっていると感じました。
大量生産で及第点の品質がありかつ低価格なものや、際限なくこだわりその結果超高価格帯になった。という服は私たちの関わるべきものではないと考えており、この素材使ってここまでやってる内容でこの価格帯は逆に安いよねという価値を見出せるものに興味を持っています。
ここ数年セレクトは東洋羽毛が母体のダウンウェア「ZANTER」のみでしたが、この度、以上を着眼点として同じく本質的な価値を感じるプロダクトのブランド「Product lab」を加えさせて頂く事になりました。
明日、金曜日にクルーネックプルオーバーから入荷予定です。
どうぞ宜しくお願い致します。
Garage.U.W in the BASE / FOR APP