Garage.U.W BLOG: Experience&Stories ペルソナ

「おいしいから売れるのではない売れているのがおいしい料理だ」
ただし、「自分の店の料理はうまい」「良いモノは売れる」と思ってはいけない。

という初見矛盾したような印象からの「俯瞰して本質を見逃さない目線を持ちなさい」という旨の某大手飲食チェーン創業主の名言をアンラーニングしてみると、味、価格、場所など総じてみんなに一番「丁度良い」から売れるという見方がしっくりくる気がします。一番売れるものは一番「普通」＝総意という見解。

マーケティング用語に「ペルソナ」という言葉があり、それはその商品をどんな人物に届けたいかというターゲットゾーンの中心に位置づけられた架空の理想人物像の事です。

私共の場合、商品画像＝ペルソナというふうにダイレクトな表現ができてしまうのですが、それがこの↑スタンドダウンを使ったこのスタイル。デザイン、フォルム、ディテール、色調、生地感など今のGarage.U.Wの完成形の一つでもあります。

しかしGarageのゾーンは少し特殊な座標にあると考えられますので、普通である事や一番売れるという事よりも大事な事があります。それは皆様の総意とは如何なるものかという事や時流などを念頭に、ブレずに自らの美意識を形にしてゆくこの取り組みを継続して行く事と考えております。地域性や必然性を伴い発祥する様々な文化は、当事者には当たり前でも外から見ると非常に魅力的であるように、そのようなプロセスで生み出されたものでありたいと考えております。

MADE IN JAPAN の品質がどうという事よりも、こだわりのある作り手の意匠を純度高く反映させるにはMADE IN JAPAN寄りが都合良いのです。という視点でおります。

ここにしかない。
現実的な高品質。

そしてカッコ良い。

そしてそれらをいつも懐疑的に考えられるような多角的な視点も忘れずに。

、、、、、今日はどこか年の瀬を意識したしんみりムードで取り留めのない内容になってしまいましたが、何か共感下さった方は是非店頭でお試しくださいませ。