2018/03/04

NO FUTURE


NO FUTURE

前回PUNKに肖り10代の頃のエピソードを紹介させて頂きましたがそれはもう遥か過去の事でもう日常的にパンクなどは聴く習慣はありませんが、それでもたまたま聴いていたラジオから突然セックスピストルズが流れてきたりすると脳内からアドレナリンが少しだけ出るのかなと思います。このTEEシャツを展示会で見た時も同じ感覚を覚え、一人TEEシャツを手に取りながらこの感覚を昔の友達と共有したい衝動に駆られました。

今は「NO FUTURE」に抗う立場で未来に向け歩み続ける人生を送っておりますが、バンド時代一度だけそう思った事があったと思い出しました。

20歳の頃、東京でそこそこバンド活動をしていたもののさほど知られるレベルでもない頃、目黒の鹿鳴館というビジュアル系を得意とするライブハウスの地下には録音スタジオがあり、そこでレコーディングすることになりました。私どものスタイルはパンクなのでかなりアウェー感がありました。

当日はライブハウスのほうで「東京ヤンキース」というかなり強面バンドのライブがある日で会場の外はファンで埋め尽くされていました。※「東京ヤンキース」を存じ上げない方はここで画像検索をお薦め致します。

そこへベースを背負った男(ワタクシ)がスタスタ会場に入って行くのでザワザワと「あれ誰?あれ誰」みたいな空気になり、なんだか辱めを受けたような妙なテンションになりました。建物に入ると、ちらりと見えるステージの照明が魅力的で「俺もそのうちやってやる」という静かなる闘志が漲って来たことを記憶しています。そこを通り過ぎると地下スタジオへ続く階段があり、階下の踊り場には東京ヤンキースのメンバーが3人たむろしていました。

平静を装いながらも意識してしまい視線を向けた瞬間、階段を踏み外し頭から行って大きく回転しながら転げ落ち誰かにキックして止まりました。

その時に「NO FUTURE」と思いました。

しかし、お三方は非常に優しく紳士で、あんなに強烈にぶつかったのにもかかわらず痛がる素振りもなく、逆に「怪我はないか」と声を掛けてくれました。私も詫びながらも感銘を受け、その後スタジオに入るものの打撲と完全敗北したモチベーションではレコーディングどころではなかった、という話です。




A Store Robot x Seditionaries x 10exture 13,000yen + tax


NO FUTURE)セッズTEE。
Seditionariesはヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンによってロンドンのキングスロードに作られたブティック。この2人が出会わなければ、そしてこのブティックが無ければPUNKは生まれていなかったといわれています。

セディショナリーズを象徴するインサイドアウト仕様のTシャツを10extureが現代風にリデザイン。ドライタッチの独特の表面感のあるインレー編みの生地を使用しております。オリジナルではついていたりなかったりした3か所のタグも全て復刻した非常にマニアックなアイテムです。

とはいえ、こういった背景のあるプリントTeeをファッションとして、デザインとして取り入れて頂きたいと考えてセレクトさせて頂きました。

前回のGOD SAVE THE QUEENに続き今回もピストルズの「NO FUTURE」をモチーフにした復刻デザイン。
10代ならばストレートに、20代ならばシニカルに、30代以降は「インサイドアウトの仕様だから逆の意味になると解釈できるね」と大人の愉しみ方をしていただければ素敵だと存じます。







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