アトリエコートとは、絵画や彫刻など芸術作品を生み出す場においてのオーバーコート(作業着)がそのルーツでございます。室内で着れる薄さと動きやすさが求められる為、1枚仕立てやライトオンス生地を使用したアイテムが主でございます。
Garage.U.Wのアトリエコートは「さっと羽織れる便利なコート」を目的として制作致しました。中肉厚のドビーを使用し、幅の広い身返しの仕様により1枚仕立てながら端境期に活躍する事(もちろん屋外での使用)をイメージしております。
アイテムに対しての愛着や所有の満足度を高める要素の1つとしての作り込み。特に裏側を作り込むという事は縫製する側にとって楽な部分が皆無という事。手間が掛かりコストも上がりますが、しかしそれは目に見える服のデザイン要素だけに留まらず1,5着分ギュッと詰まった品質につながると考えております。
ハンドステッチのタグ、高い技術の丁寧な縫製などは、コートをさりげなく椅子などに掛け裏地が見えた時に良いイメージがあります。Garageがそうした事にこだわった目的は、買って下さった方に感じて欲しい品質に対しての納得と製品に対しての愛着でございます。
いつも襟のサンプルを複数作るほど襟もとのデザイン形状や雰囲気にはこだわっております。今回の隠し味は後ろ襟だけ立てると襟先が立体的に開く仕様です。大きさのバランスと薄い芯を巧みに使用することで実現しております。
そして、まだその先もございます。
この後9月末に登場予定の同じ生地を使用したドビージャケットです。
ジャケットはさらにこだわり、S字にデザインされた裏地(量産時はブルーグレーのキュプラになります)、内ポケットには三角フラップまで。それらにより着心地はアトリエコートよりもしっかりした厚みを感じるものとなっております。
アトリエコートとドビージャケットそれぞれが単体でもかなり着回しが効くアイテムでございますが、2着をドッキングすると冬の重衣料としての防寒性を確保した状態になります。アトリエコート単体では軽さと薄さを感じるかと存じますが、この合わせた状態では冬の環境において絶妙に丁度良いテイストになります。この同生地によるマッチング、それぞれの作り込みにより奥行きのあるディテールはありそうでないアイテムとして完成致します。
そして何より両アイテム共に凄腕パタンナーによる設計自体が優れており、袖を通した際のしっくり収まる感覚は製品のユーティリティさを決定づける仕上がりになっております。
そして何より両アイテム共に凄腕パタンナーによる設計自体が優れており、袖を通した際のしっくり収まる感覚は製品のユーティリティさを決定づける仕上がりになっております。
Garage(ガレージ)
〒350-0043
埼玉県 川越市 新富町 2-7-2
11:30am~20:00pm (水曜定休)
電話 049-224-9200
E-Mail: info@inthegarage.jp
裏話
高品質のオリジナルウェアを作るという事は高級品を手掛ける工場さんに動いて頂くことになります。開発にもだいぶ手間をかけており、それはオリジナリティーの代償としてそれなりの数を覚悟するリスクがあります。ただそれは世に出まわる他のウェアの生産数からすれば極希少であり、大きなメーカーさんからすればどうという数ではないかもしれませんが、それでも私たちとしてはこの後さらに同じ数のドビージャケットが出来あがって来る事に膝がガクガクしております。
セレクトする場合、Tシャツでも1品目にこれだけの数を発注することはまずありません。ブログ記事も30品目あれば1カ月日替わりで更新できますが、オリジナルの場合1品目でそれに相当してしまいます。
私共は製品をご購入して頂いた方を大切に考えており、オリジナル商品をその後セールに掛ける事をしておりません。反対に、発売当初より品質に対して低価格設定することよって商品価値を高めております。初動のお客様が最も恩恵を得られるように配慮しております。その為、1度制作したオリジナル商品はスタンダードとして扱い、基本的に価格を変動せず(できず)売り切れまで展開させて頂いております。(その為、オリジナルと言えど余程のことがない限り再生産はありません)
私共は製品をご購入して頂いた方を大切に考えており、オリジナル商品をその後セールに掛ける事をしておりません。反対に、発売当初より品質に対して低価格設定することよって商品価値を高めております。初動のお客様が最も恩恵を得られるように配慮しております。その為、1度制作したオリジナル商品はスタンダードとして扱い、基本的に価格を変動せず(できず)売り切れまで展開させて頂いております。(その為、オリジナルと言えど余程のことがない限り再生産はありません)
ブログにオリジナル1アイテムが何度も登場する理由はそれらの背景にございます。
一般的にショップオリジナルとはベーシック、廉価、海外生産、量産品のイメージがございます。しかしGarageの考えるショップオリジナルはデザインこそスタンダードをベースにしておりますが実質はその逆をゆくものであります。そして、大変有難い事にそこを御理解頂いている皆さまには、まこと敬服致す次第でございます。過去にGarage.U.Wを1着でもご購入頂いた方、先の予約チェスターコート然り、今回の新作ドッキングアイテムを見据え「アトリエコートを先に買っておく」という皆さまの存在により、私たちは取り組めているだと理解しております。
そんな皆さまの審美眼が裏付けられる吉報がまたございます!
国内ファッションの頂点の1つである「梅田阪急メンズ」にて春はジャパンクリエーションの一環として製作者デザイナー&ブランドとしてお招き頂き、その後ポップアップショップを3ヶ月間展開させて頂いた春に続いての第2回目となるポップアップを既に展開中でございます。場所は5階「ストーリア」内。前回と場所が変わり中央エスカレーターの正面に位置した良い立地にございます。(※画像は前回のものです)現在のところ来年1月末までは開催させて頂く予定でございます。
非常に良い生産背景を持つ反面、知る人ぞ知る存在であるがゆえ、じっくり取り組む事で評価されたと云う事を認識しておりますので、今後もスタンスを変えず地道にまいります。
今日は生産数の話などさせて頂きましたが、Garage.U.Wの場合、街中で同じものを着た方に出会ったとしても、海外の僻地で日本人に出会った時の様な連帯感を感じると云われております。そんなムードの中で今後もお客様に対して商品と品質で私共の感謝を形に出来ればと考えております。その想いを共有して頂ければ幸いでございます。ブログを観て前から気にはなっていたという方も、お待ち申し上げております。
今日は生産数の話などさせて頂きましたが、Garage.U.Wの場合、街中で同じものを着た方に出会ったとしても、海外の僻地で日本人に出会った時の様な連帯感を感じると云われております。そんなムードの中で今後もお客様に対して商品と品質で私共の感謝を形に出来ればと考えております。その想いを共有して頂ければ幸いでございます。ブログを観て前から気にはなっていたという方も、お待ち申し上げております。
どうぞ宜しくお願い致します。
Garage(ガレージ)
〒350-0043
埼玉県 川越市 新富町 2-7-2
11:30am~20:00pm (水曜定休)
電話 049-224-9200
E-Mail: info@inthegarage.jp