2016/02/16

ノーカラージャケットの「フラクタル次元(Fractal dimension) 」




「フラクタル次元(Fractal dimension) 」


 リアス式海岸等の海岸線の形の長さは、航空写真などを使った大まかな計測方法で測るとおおよその長さが導き出されるが、どんどん近付いてゆくと岩などの凹凸による細かい長さが増えて行き、大まかな計測法とナノレベルの計測法では長さが変わってくる。

それの誤差の次元は「フラクタル」と呼ばれ、大まかに1%~4%の範囲であるが、理論上は無限に測れる長さになってくる。 洋服に置き換えれば、その「フラクタル次元」はまさにこだわりや技術によって作り込まれたWEARに溶け込んでいる「付加価値」の事を指しその思い入れは無限である。見た目に大きな差が無くとも本質的に異なる物と物がある。

それが見える審美眼を持ち「似て非なるもの」の概念、フラクタルを共有する感性は文化的な特権である。



Garage.U.Wに用いられる概念、スタンスの一つ「フラクタル次元(Fractal dimension) 」は、似て非なるものを生み出すこだわりを意味する。通常は実用と嗜好との性質の差を表現する概念であるが、既存と新規の差を表現するためにも用いるケースもあり、今回はそれに当たる。



ルーツはGarage.U.W ブークレージャケット。






テーラード要素のラペル構造をノーカラーとして再構築したものが、



この春の新作、Garage.U.W MOLE SKIN COLLARLESS JACKET である。一見カーディガンのような簡単な作りに思えるこのアイテムのルーツはジャケットであり、しっかりしたパターン設計のもと生産されているのである。



ありきたりでも派手でもなく、新しさと大人っぽさを両立したシャツスタイル。




カジュアルに崩してもジャケットであるところから逸脱しない雰囲気を持つ。ジャケットとしてのセオリーから逸脱せず、ディテールを増やす訳でもなく、再構築による洗練というプロセスからの進化を形作る。その源となるエネルギーこそが確信的にWEARに盛り込んだスタンス「フラクタル次元(Fractal dimension) 」である。


フルクタル次元は、表面的な事でしかものを観れない視点(主にあまり興味がない対象に対して)では見過ごしてしまうような「センスの狭間」に存在する。他人と同じでは満足出来ないという自尊心を有したり、洋服が好きであるほど自然に見えてくる他との差異の事を指す。それこそはファッションやスタイルを表現する上で根幹とも言える構成要素である。






※ウイットです








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