服を購入して初めて着用したときの新鮮な感じは何事にも代えがたい気持ち良さがあるかと存じます。着用とお洗濯を繰り返し馴染んでくる楽しみもございますが、新品のコンディションを持続させたいと云う事も大いにあるかと存じます。クリーニング店にご依頼することがベストでございますが、ご自分で面倒をみるのもなかなか楽しいかと存じます。
Garage.U.Wサテンロイカ/ニットデニムシリーズは生地などにやや個性的な特徴がございますので、より快適にお楽しみ頂けるように店頭でご説明させて頂いているお手入れのコツをご紹介いたします。
まずは品質表示をご確認頂き、それに準じたお取り扱いをお願い致します。上画像は40℃までの水温で洗濯機可・中温度でアイロン可・陰干しでのお手入れになります。最も懸念される事は斜交や縮みです。繊維の方向の関係で着丈に最も影響が出ます。
布帛=シャツ生地を使用したサテンロイカアノラック。非常に伸びる生地感の為、忘れてしまいがちですが一応シャツでございます。シャツ生地はアイロンがけすることで新品のコンディションが甦ります。
裏返して手洗いのお洗濯後シワも目立ちます。「このまま全く気になりませんよ」という些細なことは気にしないスケールの大きな方も確かにいらっしゃいますが、付けくわえるとハンギングして干す際両手でパンパンと挟むように叩きながら形を整えて陰干しすることで比較的綺麗に仕上がります。しかし、袋ポケット部分を中心にアイロンがけして頂くとさらにぐっと着やすくなります。
Garageが普段使用している3点セットでございます。スムーザーを使用する場合アイロンのスチームはオフ設定でございますが、スムーザーはシワが伸びにくいところだけに使うのでスチーム設定のまま使用しています。
裏地のポケット部分からアイロンがけします。アイロン台の上に平らに置き、掌でササッとシワを伸ばします。
アイロンスムーザーを吹いて中温に設定したアイロンをかけて行きます。その際のコツは一部をつまんでシワを伸ばしながらすると上手く行きます。ポケット袋の先端が綺麗に潰れるのを意識します。
ひっくり返し表面に移行します。
アイロン台に置く際、両手でシワを伸ばしズレをなくすことで綺麗に仕上がります。
フードはこのように置きます。
胸ポケットがあるので背面はアイロン台に着せてからアイロンがけします。
仕上がり後はクローゼットにハンギング(シャツなので)保管して頂ければ宜しいかと存じます。細かいシワなどはその間にも伸びてくれます。
クルーネック版はポケットがないので平置きのアイロンがけのみでオーケーでございます。
サテンロイカスヌードも同様でございます。
ニットデニム版はニット組織なのでアイロンがけは必要ありませんが、お洗濯後ポケット袋の収まりが気になる場合アイロンがけで対応致します。
一部をつまんでシワを伸ばしながらすると上手く行きます。ポケット袋の先端が綺麗に潰れるのを意識します。本来は裏地ファーとポケットの間に布が必要です。
アイロンがけを全く必要としないのはニットデニムクルーネック。裏返して洗うだけです。
以上多少自己流も含まれますので参考と考えて頂ければ幸いでございます。決して難しく考える必要はございませんが、普通と少しだけ違う生地やコンセプトにより、同じような4型にもこれだけお手入れのコツが異なります。
手のかからない事は確かに便利ではありますのでそれに越したことはないのかもしれません。しかしまた、アイロンがけをすると何故か歯医者に行った帰りのような、少し大人のたしなみのような、こんな自分を見てほしいような、そんなすがすがしい気分も味わう事が出来ますので一概にどちらが良いのかは分かりません。
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